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商品先物取引はサヤ取りで儲けろ

ストップロスを置くには

 多くの投資家にとって商品先物取引でポジションを持ったとたんに合理的な判断力が弱まり、根拠のない希望的観測が意思決定のプロセスを支配することになるのです。だから、リスクを最小限に抑え、自己の資産を守るには「ストップロス」でフォローするのが有効な防衛手段といえます。

 では、「ストップロス」をどのような基準で設定すればいいのだろうか。いろんな方法があるだろうが、基本的な方法として考えられるのは「@ 自己の勘に頼る」「A 資金管理から考慮する」「B 投資商品のボラティリティを考慮する」「C テクニカル分析で考慮する」といった4つがあげられるのではないでしょうか。

 @については、余程の天才意外無理です(または何も考えていないか)。Aに関しては、投資資金面から損失を出したとしても、再チャレンジ、再々チャレンジが余裕でできる位置を事前に計算して、その水準に「ストップロス」を置く方法です。Bは、投資する商品のボラティリティを勘案して、置く位置を考える方法です。マーケットには絶対はないものの、どのくらいの期間で、どの程度の変動があったのか過去から平均的な動きを考慮して考えていきます。Cは、チャート上で損切りポイントを見出す方法で、例えば、サポートライン(支持線)を割り込んだら、マーケットが弱気と判断して損切りするといった方法です。 ただ、他の投資家もテクニカルポイントはチェックしていることから、近いレベルに「ストップロス」が集中し、うまく機能しないことも考えられるので注意が必要です。それぞれにメリット、デメリットがあるので、その特徴を活かし、状況に応じて組み合わせながら使っていくのがベストではないかと思います。

ストップロスの設定例

 例えば1つの方法として、投資しようとしている商品のマーケットに対するリスク金額を投資資金の10%以内に抑えることが有効だとした場合、1回のトレード当たり損失額を投資資金の10%以内に限定すれば、収益の拡大を図りつつ、投資家の破産するリスクの確率を低くすることが可能です。

 ただし、ポジションを取った位置から「ストップロス」を設定した値幅をあまり小さくしてしまうと、容易に成立される可能性が高まることに注意が必要です。そのためにはマーケットのボラティリティも考慮しておく必要があります。マーケットが不安定な動きを繰り返し乱高下していれば、いわゆるマーケットのノイズ(振幅)によって「ストップロス」が発動されてしまう可能性があるので、投資商品のボラティリティを考慮しておくことが大切です。

 難しいことに、投資家一人一人相場環境や資金力、スタイルが違うので、それぞれの立場に合わせて微調整は必要になります。ただ、ボラティリティを考慮して多少「ストップロス」を緩めに設定すれば、マーケットのノイズからは避けられても、リスク許容度は広がってしまいますので、何を優先し、何を我慢するか(または堪えるか)は事前に考慮しておくことが必要です。過去のマーケットのボラティリティや投資資金との兼ね合いを考えながら「ストップロス」をシステム化して置くように心がけておきましょう。

著者:黒川 厚page TOP

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