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商品先物取引はサヤ取りで儲けろ

過去は固定、未来は流動的

 シナリオを考える上で、まず、その商品の過去の動向を分析することからはじめるのが一般的な方法だと思います。しかし、過去はあくまで固定されており、容易に分析が可能ですが、未来は流動的で不確実なため正確に把握するのは困難です。仮に過去を分析することで優位な価格の方向性を見つけたとしても、それは過去のことで、その方向性が未来も継続するかはわからず、例えそれがかなり有効なものと判断されても、今度はその取引に入るタイミングやどのように変化するかは誰が教えてくれるわけでもなく、自らが選択し判断しなければならないのです。

 仮に取引をはじめても、自分の思い描いたシナリオと違って乖離したら、自分の分析に問題があったのか、マーケットが別の情報で変化したの分からなくとも、一刻も早くそのリスクに対して判断を下さなければ、リターンを削ってしまうこと(もしくはリスクを拡大すること)になるのです。リターンの目標に対して、どの程度のリスク許容度を持っているのかも加味しながら、シナリオを考えなければ、リターンに対して大きなリスクを抱え込むことになり、取引を継続することが難しくなります。

 どの程度のリターンを期待し、どの程度のリスクまで我慢できるのか、自分の資金とスタイルを考慮しながら考えていかねばならない点です。すべての取引が儲かるわけではないので、如何に自分のシナリオと市場価格が乖離したか俊敏に判断し行動できない限り、マーケットから収益を得ることは難しいといえます。リターンとリスクのバランスを常に意識して取引していくことがとても大切です。

利食いは遅く、損切りは早く

 シナリオを作成する際には、目標収益(リターン)を設定し、さらにシナリオと逆に動いた場合に被る損失(リスク)をある程度想定しながら、比較勘案するのがベストです。一般的にいわれていることは、取引するに当たり、期待する収益の被るであろう損失の少なくとも収益目標は3倍といわれ、3(収益)対1(損失)の考え方が有効といわれています。

 例えば、上記の方法で取引を10回行った場合、3勝7敗という結果になっても、収益は1回3ポイント儲かり、それが3回あったのだから9ポイントの収益。損失は1回1ポイント負け、それが7回あったから7ポイントの負けとなります。10回の取引トータルでは、9ポイントの儲けから、負け分7ポイントを引けば、2ポイントの儲けとなります。

 リターンとリスクをうまく勘案することで、例え取引として負けのほうが多くても、トータル的に収益に結びつけることは可能なのです。相場格言でよく言われている「利食いは遅く、損切りは早めに」ということが大切なのです。

著者:黒川 厚page TOP

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