ゼロからはじめる商品先物取引

値幅制限ってなに?

 商品取引所では、急激な価格変動による混乱を抑制するため、各商品ごとに一日に動くことができる値幅を設けており、これを値幅制限といいます。値幅制限は前日の終値(帳入価格)を基準に上下に動ける価格の範囲が決められています。

 例えば、何らかの理由により価格が大きく上昇すると予想されるとき、市場では「買い」の注文が殺到し急騰します。このとき、値幅制限となる水準まで上昇した状況を「ストップ高」と呼び、その日の価格の上昇がその水準でストップします。逆に値幅制限のとなる水準まで下落した状況を「ストップ安」と呼び、その日の価格の下落がその水準でストップします。

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値幅制限のポイント

 一日のうちに変動する値段が制限されていることから、乱高下を抑制する働きがあるものの、一方では投資家が指示した注文が成立しない場合があります。つまり、価格が上昇しストップ高までいくと、「買い」注文は殺到するものの、「売り」注文は圧倒的に少なくなるので、「買い」の注文はなかなか成立しない状況となります(逆にストップ安の場合は、「売り」注文が成立しにくい)。

その他、値幅制限は、前日の終値を基準に決められますが、通常、損失となる場合においても「取引本証拠金」の範囲内に収まるように設定されていることがほとんどです。しかし、ここで注意しなければいけないのは、値段の変動幅は、値幅制限の幅の倍であることです。 例えば、ある商品の値幅制限が100円とした場合、価格は前日の終値の−100円から+100円までの200円幅で変動する可能性があるということです。仮にストップ安で始まりその水準で売って、その日のうちにストップ高まで上昇し終了した場合、取引本証拠金の額を超えて損失が発生することがあるのです。取引には十分余裕を持って望むことが大切です。

著者:黒川 厚page TOP

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