ゼロからはじめる商品先物取引

商品取引所ってなに?

 商品取引所とは、商品取引所法に基づいて設立され、農林水産大臣及び経済産業大臣の許可を受けて会員組織による非営利法人として、政令に定められた商品(上場商品)を取引する場所であり、国内では「東京穀物商品取引所」「東京工業品取引所」「中部大阪商品取引所」「関西商品取引所」と4箇所で取引が行われています。

 これらの取引所に上場商品の売買注文が集められ、参加者が安心して取引ができるように公正な価格形成がなされるように、「市場管理委員会」を設けて、取引の状況、あらゆるトラブルなどに目を光らせています。 また、商品の受渡などに絡む品質の問題などにも「受渡品質委員会」を設け、日々取引が円滑に行われるように厳重にチェック、管理が行われています。

商品取引所の歴史

 世界でもっとも古い商品取引所が開設されたのは、1530年頃のベルギー、アントワープが最初といわれています。日本では江戸時代初期の1630年頃、大名たちが農民から年貢として取り立てた米を商いの中心地大阪に運び、蔵屋敷に蓄えて武士が商人に転売して藩の運営に充てていましたが、徐々に武士に代わり商人がその業を任せられるようになりました。

 商人による蔵屋敷の管理の元締めを「掛け屋」と呼び、米商人たちは米を仕入れる際、手付金として蔵元に総代金のおよそ三分の一を支払うと、蔵元は一種の証券(蔵前手形)を発行し、蔵元の店先にはコメ商人たちが集まり、蔵前手形を取引するようになりました。その蔵元の最大のものが淀屋です。

 その後、幕府により米相場を不安定にするといった理由から蔵前手形による売買は禁止されましたが、1730年ごろ大岡越前により、堂島で米の転売買が公認され帳合米制度(帳簿上だけで決済できる=先物の原型)が、現在の商品取引所の原型となったといわれています。

国内商品取引所の上場商品

 東京穀物商品取引所の上場商品は、農産物(小豆・一般大豆・非遺伝子組み換え大豆・大豆ミール・とうもろこし)、砂糖(精糖・粗糖)、コーヒー(アラビカ・ロブスタ)、生糸。

 東京工業品取引所の上場商品は、貴金属(金・銀・白金・パラジウム)、アルミニウム、ゴム(RSS3号)、原油、石油製品(灯油・ガソリン)。

 中部大阪商品取引所の上場商品は、鶏卵、石油(灯油・ガソリン・軽油)、鉄スクラップ、ゴムシート3号、ゴムTSR20、天然ゴム指数、アルミニウム、ニッケル。
(注)中部大阪商品取引所は2011年1月31日に臨時総会を開き解散しました。国内の市場縮小により約60年の歴史に幕を下ろしました。

 関西商品取引所の上場商品は、農産物(とうもろこし・米国産一般大豆・小豆・大豆ミール)、砂糖(粗糖)、コーヒー指数、コーン75指数、冷凍えび、ブロイラー。

著者:黒川 厚page TOP

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