ゼロからはじめる商品先物取引

投機 (とうき)ってなに?

 投機とは、一般的に思われているイメージとしては「偶然の利益をねらって行う行為」といった意味にとられています。しかし、「投機」という意味には、これとは別に「将来の価格変動を予想して、価格差から生じる利益を得ることを目的として行う売買取引」という意味もあります。

 どちらかというと、最初の方は「ギャンブル」に近い意味であり、なんとなく無謀なことをしている人達をイメージしてしまいますが、実際は投機は「ギャンブル」とは異なり、売買によって利益を得ることを目的としている「トレーダー」のことを指しています。

投機とギャンブルの違い

 ギャンブルとは、「勝てる見込みがないのに、偶然の利益を狙ってお金をつぎ込む行為」をいい、「許容できない額の損失が出る可能性がある売買」をいいます。一方、「投機」は、ある行為に基づいてトレードを目的にしており、「勝てる可能性が高いときに有利な戦略を使って管理された適切な資金でトレードする」ことです。

 つまり、投資対象が何なのかというより、それにどうやって資金をつぎ込むかということが「ギャンブル」かそうでないかを決める要因であり、投機とはあくまで「トレーダー」であり、ある予測に基づいて、価格の変動から利益を得ようとすることであると考えられます。

投機と投資の違い

 一般的な見方として、長い目で見て利益を得るための取引(長期的)を「投資」といい、短期的な将来の予測に基づいて価格の変動から利益を得ようとする取引を「投機」として扱われることが多いかと思います。本質的なことをいってしまえば両方とも「トレード」に変わらないのですが、とっているスタンスや戦略によって短期的な取引は危険、長期的な取引は安全と短絡的にとらわれがちなので、そうした考えで判断するのは時として危険な取引を招くことになるので注意しておくことが必要です。

 常に、自己のリスクの許容度を把握して、自己資金の管理に重点を置きながら、価格変動の機会をウォッチしながら積極的に攻めるところと、潔く引くところをシステム的に行えるように準備しておくことが重要なことではないかと思います。

 短期であれ、長期であれ、目的は売買取引から利益を取ることであり、そのために現状どのようなスタンスでどのように戦略を立て、判断できるかが重要で、時には短期で勝負するときもあり、時には長期的な判断も必要なときもあると思います。どんなときも慌てず、臨機応変に対応できるようにしたいものです。

著者:黒川 厚page TOP

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