ゼロからはじめる商品先物取引

板寄せ取引ってなに?

 板寄せ取引とは、一定の時刻に、各銘柄の各限月ごとに複数回集中的に行われる取引です。つまり、取引所が提示した仮の価格に対して注文が出せれ、取引所側で売買注文のバランスで値段を動かし売り買いの注文枚数が一致した価格ですべての取引を約定させる単一約定値段方式です。

 例えば、取引所の提示した価格に対して買い注文が殺到すれば、値段を呼び値の単位ずつ(東京とうもろこしなら10円)上げていき、売り注文が多ければ値段を下げていくことを繰り返し、売り買いの枚数が一致した値段で約定させる取引手法です。

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場節ってなに?

 板寄せ取引では、決められた時刻に取引が行われますが、これは各銘柄によって決められており、これを場節という単位で区切っています。

例えば東京トウモロコシであれば、場節が前場1節(前1)は9時から、前2は10時から、前3は11時から、後場1節(後1)は1時から、後2は2時から、後3は3時からと一日に6回の取引が行われています。

板寄せ取引のポイント

 板寄せ取引は、注文を一定時刻に一括して取引をするため、ある意味流動性に乏しい市場や需給のバランスが大きく崩れている市場でも取引が成立しやすく、価格決定能力が高いといわれています。また、単一価格でまとまった数量の注文が約定されるので、ザラバと比べて価格に説得力があるとの見方もあります。

 ただ、相場動向を大きく左右する突発的な材料が浮上した場合に取引時間が決められているため、ザラバ取引と比べいつでも注文を出して早急にポシション調整を行えることができず、次の節まで取引待たなくてはなりません。つまり、板寄せ取引は、突発的な相場の変化に迅速に対応できないという問題があります。

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著者:黒川 厚page TOP

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