ゼロからはじめる商品先物取引

逆指値注文ってなに?

 逆指値注文は、「いくら以上なら買い、またはいくら以下なら売り」といった具合に、指値注文の「いくら以下なら買い、いくら以上なら売り」と反対の注文方法になります。 例えば、東京金を2,600円で買った投資家が、不測の事態に備えて2,550円以下に価格が下げたら損失がさらに大きくなる前に損失確定したいと考えた際に「2,550円で売りの逆指値注文を出す」ことでその条件のもと、注文が執行されます。つまり、相場は自分の思う通りに動くとは限りません。常に不測の事態に対して備えておくことが相場の世界で長く生き抜くための1つの“コツ”といえます。

逆指値注文3つのポイント

 逆指値注文の使い方には、大きく分けて3つの方法があり、リスク管理をする上でこの方法を使いこなすことができれば大いに役立つことでしょう。 1、損切りの逆指値注文 2、トレンドフォローの逆指値注文 3、利益確保の逆指値注文

 例えば「損切りの逆指値注文」の場合、どれだけ慎重に分析しても、自己の予想が100%当たることは不可能です。予想に反した動きをしたときに、大怪我にならぬように損失を確定させ決済することが大切なのです。しかし、投資家の多くが損失を確定することができず、「きっと戻るだろう」と希望的観測が働いてしまうのです。「これ以上、上がらないだろう、または下がらないだろう」といった楽観的な見方は期待はずれに終わることが多く、損失を拡大させる危険性があります。そのためにある程度システム的に「ここまで下がったら(上がったら)ポジションを閉じる」という損切りの逆指値注文が有効なのです。よく言われることですが、投資で勝てる人は「損切りを確実にできる」投資家なのです。

 次に「トレンドフォローの逆指値注文」の場合、注目していた銘柄が以前の最高値(最安値)を抜いてきたとか、これまでボックス相場だったのが突き抜けてきたといった、いわゆる“相場つきが変わった”ときを狙うのにも逆指値注文は有効です。一日中相場をウォッチできればいいのですが・・・ 、逆指値注文は、自動的に相場の変動を捕らえるときにも有効です。

 実は、相場で一番難しいといわれているのが、利益が出ているポジションをいつ閉じるかということです。早めにポジションを閉じて利益を確定することも非常に大事ですが、大きな利益を失ってしまう可能性もあります。こういう時に使うのが、「利益確保の逆指値注文」です。例えば東京金を買って値上がりしている時「2,500円で買い現在2,700円の高値をつけている。まだ上がりそうだが、2,600円まで下げたら売り」の逆指値注文を出すことで利益確定できます。この応用で、予測どおりに動いている場合、現在の価格の近くに逆指値注文を移動させておく(但し、予想に反したときに動かしてはダメ)「トレイリングストップ」という方法があり、急激な価格変動に対するリスク管理として有効な方法です。

 商品先物取引は、元手より大きなポジションを取ることが可能な取引だけに、より厳しいリスク管理とある程度自動的に売買を執行できる注文方法が有効です。

著者:黒川 厚page TOP

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