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日本の商品先物取引

ガソリンの変動要因について

 「東京ガソリン」の価格は、原料となる「原油価格」が一番の変動要因といえます。「原油価格」の変動は、『原油』の項目で書いたように、「中東産原油」の価格に影響を受け、ひいては「NY原油」先物価格に似たような動きとなると考えられています。

 「ガソリン」は主に車の燃料や石油化学製品の原料となっています。「ガソリン」が上場されている先物市場は、NYマーカンタイル取引所(NYMEX)、東京工業品取引所、中部大阪商品取引所の3市場です。その中でもNY市場は、オイルメジャー、産油国の石油会社、商社、石油元売会社、ファンド、一般投資家など幅広い参加者が参加し、最も透明性の高い市場と言われています(ただし、日本の「ガソリン」と米国の「ガソリン」は、その規格が異なりますので注意が必要です)。 この他、シンガポールでは石油製品の需要家らが現物取引(OTC=店頭市場での、業者間の現物スポット取引)を行っています。

ガソリンの需要と供給について

 需要のポイントとしては、@季節要因(特に春から夏にかけての行楽ジーズンに需要が増加。逆に秋から冬にかけて、ガソリン市場は不需要期) A国内の景気動向(景気が落ち込むと、自動車・トラック等の輸送面でガソリン需要の減退となり、価格の低迷を招く可能性がある) B商社、元売各社の動向(値決めに利用される傾向が少しずつ強まっており、当限納会値が現物市場や次の限月以降にも影響を与えることもある)

 一方供給のポイントとしては、@商社、元売各社の動向(需要減退時期は製油所の定期修理を行い、稼働率の低下をおこなったり、原油コストに比べ製品価格が採算ベースを割り込む水準が長く続く動きになると、いわゆる業転物を吸い上げたり、製油所の稼働率を下げることで製品価格の調整を行う) A製品輸入の動向(元売りの減産等で国内の需給がタイトな時には製品輸入をすることがあります。その時はシンガポール市場価格が輸入採算の目安となります。)

 *業転とは・・・・・元売りあるいは商社が自己の需給のギャップを埋めるべく、系列を超え、石油販売業者間で売買をするケースがあります。業者間転売、略して業転と言います。

ガソリンの理論値価格の算出方法

 あくまでも参考ですが、NYガソリン価格や為替(ドル/円)を使って東京ガソリン価格を予測する1つの手段としての計算方法です。必ずこの理論値になるといったものではなく、また、この理論値に近づくといったものでもないので、たくさんある判断材料の1つとして考えてください。

 「NY改質ガソリン」価格÷3.785[ガロン]×1,000[リットル]×為替レート[ドル/円・円換算] ※石油税・精製費・販売管理費(2040円+3000円+6000円 )などを追加します(ただし状況で変動します)。

ガソリンの取引要綱

 @取引種別 :ザラバ取引  A取引時間:【前場】09:00〜11:00 、【後場】12:30〜17:30  B呼値:1Kl当たり C呼値の単位:10円刻み  D売買単位:50Kl(50倍) E限月:6限月

 *その他、証拠金や値幅制限は、相場状況で変わりますので事前に確認をすることをお勧めします。手数料も各取引員によって違いますので比較検討をお勧めいたします。

著者:黒川 厚page TOP

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