日本の商品先物取引

コメ先物取引の現状

 「国内でのコメの先物取引は1730年ごろから始まったといわれており、大阪堂島の米会所が発祥で、戦時下の1939年に打ち切られるまで活発に取引されていましたが、戦後に食管法で政府の管理下におかれてから上場などはとても考えられる状況ではなかったのです。

 現在、東京穀物商品取引所などでコメ取引に向けて検討を重ねられており、仮にコメの先物取引が始まりますと、約70年ぶりの復活であり、先物取引の新しいページが開かれることになります。ただ、コメ先物取引を行うには越さなければならない課題がいくつもあります。その1つに、農業団体が「コメの先物市場開設については検討していない」としており、慎重な姿勢を崩していないといったことも含め課題は山積みです。

 2030年にはコメを主食とする人口が50億人を超えると予測されています。しかし一方で、今後予想される温暖化や異常気象などから、コメの生産に甚大な影響を及ぼすことが懸念が徐々に強まってきています。気候変動によるコメ生産のリスクを評価するとともに、それに対処し、適応するための技術開発を進めることは重要な課題です。

著者:黒川 厚page TOP

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