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日本の商品先物取引

天然ゴムの変動要因について

 「東京ゴム」は世界的なゴム市場の指標となっていますが、価格変動を予測するためには「タイオファー」すなわちタイ産地の日本商社向け販売希望価格(米ドル建て)や、「シンガポールゴム(RSS3号)」の動向注意しておくことが大切です。国内では、「東京ゴム(RSS3号)」以外に中部大阪商品取引所でRSS3号,TSR20が上場されています。 海外ではシンガポール商品取引所にRSS1号,RSS3号,TSR20の3種類が、上海期貨交易所にRSS3号が上場されています。

 消費では、米国、中国に次いで日本が世界第3位の天然ゴム消費国となっています。天然ゴムは主に自動車のタイヤ用に消費されることが多く、この3カ国にEU諸国を加えた自動車の売り上げ等がゴムの消費に大きく影響します。

 ニューヨークやロンドンなどで現物取引が活発に行われ、先物市場は日本とシンガポールで活発です。特に日本の先物市場は流動性および透明性に優れ、国内外の当業者の参加も見られます。このため日本の先物市場価格動向が世界をリードする格好となっているといえそうです。

天然ゴムの需要と供給について

 需要のポイントとしては、@日本の需要(日本市場が産地市場をリードする傾向があるため、日本国内のゴムの需要が反映されやすい商品。天然ゴムは主として自動車タイヤの原料になるために、自動車の売り上げに大きく左右されます。統計データとして、毎旬発表される全国天然ゴム営業倉庫在庫の動向に注意。) A東南アジアの動向(天然ゴム産地であるタイ、マレーシア、インドネシアは近年経済発展が進み、自国内ゴム消費を増加しており、東南アジア経済の動向が、ゴム消費の一つのカギを握っている。) B中国の動向(経済発展が著しい中国での需要が急増しており、非常に重要なファクターといえる。)

 一方供給のポイントとしては、@減産期と増産期(天然ゴム樹液は年間を通して採取されるが、ゴムの木が落葉する3月〜4月にかけては採取量が通常より減少します。逆に増産期は年末から年始にかけて訪れます。) A東南アジアの天候(年間を通して増産期、減産期がある程度予測できるが、エルニーニョ現象など異常気象や山林火災などには注意。) B東南アジア情勢(東南アジアの二大生産国であるタイおよびインドネシアの政局不安となれば、港からゴムの積み出し機能が滞ることもあるので注意。)

天然ゴムの理論値価格の算出方法

 あくまでも参考ですが、タイオファー価格や為替(ドル/円)を使って東京ゴム価格を予測する1つの手段としての計算方法です。必ずこの理論値になるといったものではなく、また、この理論値に近づくといったものでもないので、たくさんある判断材料の1つとして考えてください。

 「タイオファー(FOB)」価格÷100[ドル換算]×為替レート[ドル/円・円換算]

 *FOB・・・本船渡し値段。本船ベースで引き渡される際、その荷積みに関する費用まで含んだ価格。 *タイオファー・・・わが国の天然ゴムの輸入量は、タイからの輸入がもっとも多く、このためタイオファーが国内ゴム相場にとって産地価格の代表的な指標となっています。

天然ゴムの取引要綱

 @取引種別 :ザラバ取引  A取引時間:【前場】09:00〜11:00 、【後場】12:30〜17:30  B呼値:1Kg当たり C呼値の単位:10銭刻み  D売買単位:5000Kg(5000倍) E限月:6限月

 *その他、証拠金や値幅制限は、相場状況で変わりますので事前に確認をすることをお勧めします。手数料も各取引員によって違いますので比較検討をお勧めいたします。

著者:黒川 厚page TOP

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