日本の商品先物取引

銀の変動要因について

 「東京」の価格変動を予測するためには、金同様、マザーマーケットといわれる「NY銀」の価格変動の動向を認識することが重要です。

 「NY銀」の価格変動要素には、需給要因をできるだけ正確に理解することがポイントになります。 は金と並ぶ貴金属の代表格であり、その需要は工業用向け・写真フィルム向け・宝飾品向け・器が全体の約9割以上を占めています。の生産国としては、メキシコ、ペルーが上位を占めていますが、ニッケル鉱山等でのバイ・プロ(副産物)として生産されることが多く、他の貴金属、非鉄金属相場の影響を受けやすいといった特徴もあり、単独の材料で動くというより、他の貴金属、非鉄金属などに影響を受けて動いてくるので注意が必要です。

 また、市場には時として巨大な資金が流入し、かつてはハント兄弟による買い占めによる暴騰が有名です。近年ではウォーレン・バフェット氏の買いで、相場が活況な展開となったこともあります。NY市場などではファンド筋の資金が他の貴金属に比べると流入しやすく、テクニカル要因による動きが目立つ傾向がありますので注意が必要です。

銀の需要と供給について

 需要のポイントとしては、@写真フィルム向け需要(最近デジカメの普及で影響は減少傾向) A宝飾品需要(アジア等では投資向けに銀器が買われるという傾向) B投資向け需要(投資対象として、記念銀貨等の大量発行など)などがあります。一方供給のポイントとしては、@他金属や非鉄金属(相場)の動向 A産銀国の財政状況(主要生産国メキシコ、ペルーなどは、財政状況での大量売却に動く可能性がある)などがあります。

 統計データを分析することも重要ですが、相場は投機性が強い一面も持っており、投機筋などが一時的に大量に売却、買占めなど行うこともあるので、コメックスの指定倉庫在庫の増減にも注目しておくべきです。 

銀の理論値価格の算出方法

 あくまでも参考ですが、NY銀の価格や為替(ドル/円)を使って東京の価格を予測する1つの手段としての計算方法です。必ずこの理論値になるといったものではなく、また、この理論値に近づくといったものでもないので、たくさんある判断材料の1つとして考えてください。

 「NY銀」価格÷100[ドル換算]÷3.11035[10グラム換算]×為替レート[ドル/円・円換算]

銀の取引要綱

 @取引種別 :ザラバ取引  A取引時間:【前場】09:00〜11:00 、【後場】12:30〜17:30  B呼値:10g当たり C呼値の単位:10銭刻み  D売買単位:[07/10〜] 30Kg(3000倍)、[〜07/08] 60Kg(6000倍) E限月:6限月(偶数月)

 *その他、証拠金や値幅制限は、相場状況で変わりますので事前に確認をすることをお勧めします。手数料も各取引員によって違いますので比較検討をお勧めいたします。

NY銀のテクニカル分析

著者:黒川 厚page TOP

スポンサード リンク
 

page TOP

*